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YAMAHAの電動アシスト自転車「PAS With」と、Panasonicの電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」。
雰囲気は結構似ていますが、性能面や乗り心地にはどんな違いがあるのか？
どっちを買うのがいいか、口コミを調べても決めきれない人のために、今回は違いに焦点をあててお話します。
なお、性能については2021年8月現在のモデルで比較しています。
目次
バッテリー容量や走行距離に差はない
電動アシスト自転車でまず気になるのがバッテリー容量や走行可能距離。
PAS Withとビビ・L・押し歩きを比較してみると、ほとんど違いがないことが分かりました。
| PAS With | ビビ・L・押し歩き | |
|---|---|---|
| バッテリー | 25.5V／12.3Ah | 25.2V/12Ah |
| 走行可能距離 | 53km (スマートパワーモード) | 54km (オートモード) |
走行可能距離は、両方とも標準的なモードで比較しています。
なお、最も走行距離が長いモードで比較してみても、両モデルともスペック表では78kmと差がありません。
ただし、アシスト制御機能に注目すると、PAS Withのほうがよりナチュラルな乗り心地かなと感じました。
押し歩きモードは必要か
ビビ・L・押し歩きにあって、PAS Withにない機能と言えば「押し歩きモード」。
自転車から降りて手押しする労力を減らしてくれる機能です。
この機能の必要性については、個人差がかなり大きいです。
例えば、普段から歩道橋や駐輪場のスロープを利用する人なら、押し歩きモードはあったほうがよいでしょう。
また、近所のスーパーの駐輪場内や家の敷地内で、自転車を手押しすることが多い人も押し歩きモードがあると助かります。
でも、人によっては全く必要ないという人もいるでしょう。
自分が普段どんな風に電動アシスト自転車を利用しているか、しっかり吟味して判断してみてください。
車体重量の違いにも注目
電動アシスト自転車は機能面も大切ですが、自転車自体の重さも重量なポイント。
しっかりチェックしておきましょう。
| PAS With | ビビ・L・押し歩き | |
|---|---|---|
| 車体重量 | 26.6kg (26インチ) | 24.0kg (26インチ) |
車体重量を比較してみると、2kg以上の違いがありますね。
大きな差に感じますが、実際に乗っている際にはほとんど違いを感じません。
重さの違いを実感するのは、駐輪場内など、降りているとき。
手押ししたり、前輪をちょっと持ち上げて段差を超えたりするときに、ビビ・L・押し歩きのほうが少し軽いかなと感じました。
前カゴの大きさを比較
買い物などで利用する人にとっては、前カゴの大きさも大事。
確認してみました。
| PAS With | ビビ・L・押し歩き | |
|---|---|---|
| 幅385×奥行295×高さ240 | 幅410mm×奥行350×高さ240 |
ビビ・L・押し歩きのほうが、やや大きめですね。
荷物が多くなりがちな人は、ビビ・L・押し歩きのほうがよいかもしれません。
ただし、前カゴの網目の構造も両モデルで大きく違います。
PAS Withの前カゴは、側面の下部が籐風で、目が詰まっています。
一方、ビビ・L・押し歩きのほうは、側面の上部も下部も目が大きめです。
リヤキャリヤの許容積載容量も違う
荷物をたくさん載せたい人は、リヤキャリヤの違いもチェックしておきましょう。
| PAS With | ビビ・L・押し歩き | |
|---|---|---|
| 27kg | 18kg | |
| チャイルドシート | OK | 不可 |
大きな差がありますね。
積載容量の違いもそうですが、チャイルドシート対応か非対応かも大きな違いです。
ライトに違いあり
PAS Withとビビ・L・押し歩きでは、ライトにも違いがあります。
| PAS With | ビビ・L・押し歩き | |
|---|---|---|
| 砲弾型バッテリーランプ （サイドカットあり） | 足も灯4-LEDビームランプ2 |
まず、PAS Withのライト。
おしゃれな砲弾型なのですが、真横から見たときにライトの光が見えるよう、光が出る部分の側面に切り込みがあります。
これは主に自動車から発見しやすくするための構造ですね。
夜間、交通量が多い道を走ることが多い人には嬉しい機能です。
一方、ビビ・L・押し歩きのほうはLEDが横に4灯並んでいるタイプ。
前方だけでなく、足元までしっかり照らせるように設計されています。
押し歩き中や、夜間に狭くて障害物が多い場所を通ることが多い人には、こっちのライトのほうが便利かもしれません。
どちらを選べばよいのか
PAS Withとビビ・L・押し歩き、見た目は似ていますが、使い勝手や細部の仕様はかなり違います。
ナチュラルなアシスト機能を重視する人は、チャイルドシートを載せたいならPAS With。
押し歩き中の快適さや前カゴの大きさなど、乗っているとき以外の使い勝手も重視するならビビ・L・押し歩きがよいでしょう。
なお、電動アシスト自転車は実店舗で買うより、楽天などを経由して買うほうがポイントの分だけ特になることが多いです。
値段の差だけでなく、ポイントも考慮して得になるほうで買ってくださいね。
