「カンカンカン…」
自転車に乗っていると、後ろからカンカンという音がする。
故障じゃないのか気になりますよね。
原因は何か?
対処法は?
音の正体について解説します。
カンカン音の原因
まず結論から言います。
カンカンという音の正体は、後輪(スポーク)に何かがぶつかっている音です。
つまり、後輪のスポーク周辺のパーツに歪みが起きていて何かが当たっている可能性が高い。
音がするのは、そのためです。
問題は何がぶつかっているか。
最も多いのは、ケーブル系と反射板です。
ブレーキケーブルをチェック
まず最初に確認してほしいのが、ブレーキケーブルです。
ブレーキケーブルが内側に曲がっていませんか?
ケーブルが後輪に向かって曲がっているようなら、それが音の発生源です。
対処法は3つあります。
・テープで仮止めして固定
・自転車屋さんで長さを調整してもらう
一番簡単なのは、自分で外側に曲げること。
上手くいかない場合は、セロハンテープなどでタイヤに触れない状態で止めましょう。
とにかく後輪に触れない状態を作ればカンカンという音は鳴りません。
ちなみに、自転車屋さんに持ち込むと調整してもらえます。
料金は千円もしないでしょう。
変速機のケーブルをチェック
次に確認してほしいのが、変速機のケーブルです。
こちらのケーブルも、普通ならスポークに触れることはありません。
でも何かの拍子に歪むとカンカンという音の原因になります。
対処法は先ほどのブレーキケーブルと同じ。
外側に曲げるなどして、後輪から距離をとれば解消するはず。
ちなみに自転車屋さんに持ち込むと、工賃は千円~2千円ぐらいのところが多いです。
反射板・テールランプも見逃すな
もう一つ、見逃しやすいポイントがあります。
反射板・テールランプです。
これも普通なら後輪のスポークにぶつかることはありません。
ところが転倒したりして外から衝撃が加わると、内側に入ってしまうことがあるのです。
後輪の横に反射板がある自転車はチェックしてみてください。
手ですぐ戻せるなら良いのですが、根本から歪んでいる場合は反射板を外すしかありません。
別の場所に付け替えましょう。
もし破損していたなら、新しいものを買って取り付けたほうが早いです。
後方反射板は千円もしません。
取り付けはネジ1本だけ。
わざわざ自転車屋さんに持ち込まなくても、自分で取り付けられます。
どれも違う場合は寿命
カンカン音の発生原因はつかめたでしょうか?
もしこの3つに該当しないなら、残る可能性は深刻なものが多いです。
フレームの歪み
ベアリングの不調
これらは放置すると重大な事故につながる可能性があります。
原因不明の異音は絶対に放置しないでください。
自分で原因が分からない場合は自転車屋さんで修理してもらうしかありません。
でも、修理代が5千円以上かかるかも…
高いロードバイクならともかく、ママチャリなら新品に買い替えたほうが良さそうです。
最近はママチャリも進化しています。
オシャレな自転車も増えていますよ。