オフィスプレススポーツ-Gは、通勤・通学に特化したクロスバイクです。
いい自転車なのですが、一つ疑問がありました。
同じブランドのオフィスプレストレッキング-Iと、何が違うのかパッと見た感じでは分かりません。
そこで、今回はスポーツ-Gとトレッキング-Iの違いに焦点を当てたいと思います。
重さに違いはある?
クロスバイクの良し悪しを決める要素で、基本となるのが車体重量です。
まずは重さを確認してみましょう。
トレッキング-I:16.8kg(480mm)
どちらも、ほとんど重さは同じですね。
16kgというのは、クロスバイクとしては重めです。
ただ、それは泥除けやチェーンカバーなどの装備があるから。
ママチャリと比べれば4kgぐらい軽いので、通勤用クロスバイクとして考えれば十分です。
ただし、重さは同じでもフレームは全く別物です。
スポーツ-Gはアルミフレーム。
トレッキング-Iはスチールフレーム。
数字だけ見ると差はないように見えますが、実際には大きな差があります。
性能的にはスポーツ-Gのほうが上です。
スピードはどっちが出る?
次はスピードを見ていきましょう。
フレームの素材の差だけでも、スポーツ-Gのほうが有利です。
他にも変速ギアに大きな差があります。
トレッキング-I:7段変速
ハイスピード走行という点だけを見れば、スポーツ-Gのほうが圧倒的に有利です。
スポーツ-Gのほうが、よりスポーツ自転車に近いですね。
トレッキング-Iはハイスピード走行よりも快適性重視という印象です。
スポーツ-Gは長距離走行もできるぐらいのスペックがあります。
通勤用クロスバイクとしては、最高レベルなのではないでしょうか。
これ以上の性能がほしいなら、スポーツ用のクロスバイクをカスタマイズするしかないでしょう。
ペダルの質が大きく違う
スポーツ-Gとトレッキング-Iを乗り比べると、ペダルの質が大きく違います。
トレッキング-Iは一般的なペダルです。
特別な機能はありません。
スポーツ-Gのペダルには、滑り止め用のグリップがついています。
革靴のような、滑りやすい靴でも乗りやすいように配慮した設計ですね。
スーツで乗る人には嬉しいペダルです。
特に小雨が降っている日には、こぎやすさが全然違うでしょう。
背が低い人はサイズに注意
背が低い人にとっては、クロスバイクのフレームサイズの確認は必須です。
両者を比べてみると…
トレッキング-I:430mm、480mm、530mm
スポーツ-Gは470mmのワンサイズ。
適応身長は165cm以上です。
背が低い人は、そもそもスポーツ-Gではサイズが合いません。
要注意ポイントですね。
一方のトレッキング-Iの場合、一番小さい430mmなら150cm台でも乗れると思います。
背が高い人用の530mmもあります。
サイズの豊富さで選ぶならトレッキング-Iが良いですね。
ブレーキの違いに注目!
クロスバイクでは結構なスピードを出します。
そうなると大事なのがブレーキです。
ママチャリ以上に、しっかりしたブレーキでないと安心して走れません。
両者のブレーキは、種類が違います。
トレッキング-I:Wピボットキャリパーブレーキ
Vブレーキは、マウンテンバイクでよく使われるブレーキです。
ギュッと止める力が強くて、雨でも制動力が落ちにくいのが特徴。
単純に止めるという点では優れたブレーキです。
一方のWピボットキャリパーブレーキは、コントロール性が優れています。
高速走行時に滑らかに減速したいときに向いています。
舗装された道路を走るロードバイクで使われることが多いです。
得意分野が違うので、どちらが良い・悪いというものではありません。
通勤・通学で使うならどちらでも問題なく乗れます。
強いて言うなら、普段ハイスピードで走る機会が多い人はWピボットキャリパーブレーキ。
信号待ちなどが多い都会ならVブレーキのほうが良いかもしれません。
私はどちらかと言うと、Vブレーキのほうが好きです。
キュっと止まれるし、メンテナンスも最小限でガンガン走れます。
乗り心地は違うの?
最後に、乗り心地の違いについてお話します。
どちらも快適に乗れるのですが、乗り比べるとスポーツ-Gのほうがぐんぐん加速する感じがします。
スポーツ-Gはアルミフレームで、しかも太めのタイヤを使っています。
直進性が高いし、衝撃の吸収力も優れています。
長距離を走りたいなら、スポーツ-Gのほうが体への負担は少ないのではないでしょうか。
でも、片道1時間以内を想定するならトレッキング-Iでも十分な性能です。
通勤距離が長くないなら好みで決めても問題ないレベルでしょう。
単純な性能では、スポーツ-Gのほうが上です。
値段はトレッキング-Iより1万円ぐらい高いですが、値段相応の性能はあります。