パナソニックのジェッター。
バッテリーが目立たないスッキリしたデザインで、かっこいいですね!
今回は、ジェッターについて徹底レビューします。
バッテリー切れが気になる人へ
スポーツタイプの電動自転車は、ママチャリ以上にバッテリー性能が気になると思います。
遠出してバッテリーが切れたらイヤですからね。
まずはスペック表を確認してみました。
オートモード:約65km
ロングモード:約85km
これはあくまでもスペック表の数字。
実際に乗ってみると結構差があるように感じました。
なぜなら、ジェッターのアシストは常に働いているわけではないからです。
アシストが働くのは時速24km未満のときだけ。
ちょっと頑張って加速したらバッテリーを消費しないので、走り方によってバッテリーの持ちが大きく変わります。
平坦なコースで高速走行を維持できるなら、バッテリーはかなり長持ちするはずです。
逆に坂道や信号待ちが多いと、数字よりも短くなる可能性が高い。
普通に移動手段として乗るなら十分な性能です。
ただし将来的に100km以上走りたいと思っているなら、YAMAHAのYPJ-TCのほうが良いかもしれません。
YPJ-TCならスタンダードモードで111km、プラスエコモードならスペック上は237km走れます。
どこまで走りたいのか、坂道は多いのか。
実際に乗ったときのイメージを明確にして自分に合うスペックの自転車を選んでくださいね。
車体は重くない?
電動自転車の宿命は、車体が重くなることです。
ジェッターについても確認してみましょう。
ジェッターの車体重量は約21kg。
平均的なママチャリと同じぐらいの重さです。
スポーツタイプの電動アシスト自転車としては、標準的な重さでしょうか。
21kgと聞くと重く感じるかもしれませんが、実際に乗ってみると全く気になりません。
加速するまではモーターがアシストしてくれるし、スイスイ走れます。
強いて言えば、階段などを手で持ち上げて運びたい人はちょっと苦労するかもしれません。
普通に乗る分には全く問題ありません。
8段階変速で電源オフ走行も余裕
ジェッターは8段変速の自転車です。
アシストありなら漕ぎ出しが軽いので、あまり軽いギアを使うことはないと思います。
試しにアシストを切って走ってみましたが、重さはママチャリ程度なので苦痛ではありません。
8段変速で軽くすれば昔のような「バッテリーが切れたら地獄」ということはないので安心してください。
電源オフでもスイスイ走れる。
電動自転車はこの10年で本当に進歩しました。
10年以上前の電動自転車しか知らない人は、驚くことでしょう。
追加で泥除けをつける人が多い
ジェッターを購入した人の多くが、後から泥除けを追加しています。
最初は趣味やダイエット目的で乗っていたけど、便利すぎて日常生活の移動手段として乗るようになるからです。
「ジェッターを買ってから原付に乗らなくなった」
こんな声もよく聞きます。
たまに乗るだけなら泥除けはなくてもいいですが、毎日乗るなら泥除けは必須。
できれば最初から付けておくのをおすすめします。
ディスクブレーキで雨でも安心
ジェッターのブレーキは、前後ともにディスクブレーキです。
ディスクブレーキの長所は、雨に強いこと。
濡れていても制動力が落ちないので、こういうスポーツタイプの自転車にはもっていこいのブレーキです。
ジェッターはスピードを出したくなる自転車なので、ブレーキの安定感は必須。
バッテリー以外のパーツもしっかりしているのは、さすが日本を代表するメーカーですね。
太めのタイヤで乗り心地が良い
ジェッターの乗り心地は、マウンテンバイクに近いものがあります。
振動が体に伝わりにくくて、乗っていて体が楽です。
その秘密は700×38Cの太いタイヤ。
太さ約4センチというスポーツ自転車としてはかなり太めのタイヤのおかげで、衝撃をかなり吸収してくれます。
タイヤ自体がサスペンション代わりというわけです。
細いタイヤを使うロードバイクやクロスバイクでは、こうはいきません。
本来なら、タイヤが太くなると軽やかさが減るところです。
でもジェッターにはアシストがあるので、走り心地は軽くて実質デメリットなし。
脱着も簡単にできるようになっているから、メンテナンスもしやすいですよ。
ロードバイクと競争できるか?
スポーツタイプの自転車に乗るなら、スピードも気になるところです。
ただ、ジェッターは平坦な道でロードバイクと競争するには厳しいと思います。
ジェッターは時速24km以上の高速走行時にはアシストが切れるので、そこから先の加速は自分の足次第。
純粋な加速性能はロードバイクのほうが上でしょう。
ただし、ジェッターはストップ・アンド・ゴーが多い道や坂道では絶大な威力を発揮します。
実際に街なかで競争すると、体力に余裕がある分ジェッターのほうが有利になることが多いです。
ジェッターに乗れば運動不足の人でも平気で何十kmも走れますから、長距離勝負なら負けません。
楽で楽しい自転車ライフ
いかがでしょうか。
ジェッターは体力に自信がない人でも長い距離を走ることができます。
趣味のサイクリングを楽しむも良し。
通勤・通学で乗り回すのも良し。
特に知識がなくても乗りこなせる気楽さが嬉しいポイント。
個人的には、上り坂で強い向かい風の中でもスイスイ走れることに感動しました。
ロードバイクが必死で漕いでいるのを後ろからスイスイ追い抜くのは、ちょっとした優越感がありますよ。
ジェッターは実店舗で買うより通販のほうが安くなることが多いです。
事前に確認してくださいね。