アストロイアCという、イオンバイクで人気のクロスバイク。
2～3万円前後で買えるという安さと、スタイリッシュなデザインが魅力です。
でも、実際のところ乗り心地はどうなのか？
口コミが気になる方のために、試乗してみて気づいた点やチェックポイントについてお話します。
目次
第一印象は軽いというより速い
アストロイアCが気になる方の多くは、普段ママチャリというか、シティサイクルに乗っている人が多いと思います。
ということで、アストロイアCについてはママチャリと比較しながら解説していきますね。
まず、安いクロスバイクの購入を検討するとき必ずチェックするべきなのが、車体重量です。
自転車は軽量化しようとすると高価になりがち。
逆に言えば、安い自転車は重い傾向があるということなので、ここはスルーできません。
アストロイアCの車体重量は約16.0kg。
ママチャリの平均的な重さが20kg前後なので、ママチャリよりは軽いです。
ただし、「これがクロスバイクか！」と感動できるほど軽いかというと、そうでもありません。
最近のママチャリのなかには16kg前後の軽量タイプもありますから。
実際に試乗してみた率直な感想としては、「思ったより速いな」という感じです。
軽いというより、スピードに意識が集中しました。
アストロイアCはさすがにクロスバイクなので、ママチャリよりもグイグイ加速できますね。
ちなみに、2～3万円台のクロスバイクだと、重さは14～16kg前後のモノがほとんど。
軽さを求めるなら、価格帯を上げるしかありません。
700×32Cタイヤについて
アストロイアCでは、700×32Cタイヤを装備しています。
クロスバイクとしては、結構太いタイヤです。
一般的なママチャリのタイヤより少し細い程度で、スポーツ自転車に不慣れな方にとっては安心感があります。
太いタイヤのメリットは、乗り心地のよさ。
それと、細いタイヤと比べればパンクしにくいし、雨の日でも走りやすいというメリットもあります。
太いタイヤのデメリットとしては、軽快さが感じられないこと。
軽さとスピードをとことん追求したい人には向いていないとも言えます。
ただし、アストロイアCを日常生活の移動用自転車だと考えるならば、太めのタイヤを装備しているのはプラス面のほうが大きいのではないでしょうか。
スポーツサドルは最初の関門
アストロイアCは、足の動きを邪魔しないスポーツサドルを装備しています。
ごく一般的なスポーツサドルなのですが、普段ママチャリしか乗っていない人はお尻が痛くなるかもしれません。
特に、最近のママチャリはふかふかとしたサドルを使っているモノが増えました。
そういうサドルに慣れていると、スポーツサドルは慣れるまで大変です。
でも大丈夫。
もしお尻が痛いと感じたら、スポーツサドル用のサドルカバーを使えば解決します。
ウレタンや衝撃吸収ジェルが入っているモノを選べば、快適に乗れますよ。
前後フェンダー標準装備が嬉しい
アストロイアCには、前後のタイヤにフェンダー（泥除け）が付いてます。
ママチャリでは当たり前の装備なのですが、クロスバイクでは付いていないモノが多いので、これは嬉しいポイントです。
フェンダーなしの自転車って、すぐに服が汚れます。
特に雨が降った次の日とか、ビックリするぐらい泥が跳ねますからね。
アスファルト舗装されていても汚れるから、本当に不思議です。
ママチャリを卒業したい人にはおすすめ
アストロイアCはスピード走行を楽しむというよりも、日常生活の足として、快適に走れる自転車です。
アストロイアCは低価格な分、軽量化はそこまで徹底していません。
でも、ママチャリから乗り換える場合でも戸惑う点が少なくて、すぐに乗りこなせるようになります。
実物は写真以上に存在感があってかっこいいので、ぜひチェックしてみてください。
